ブラジルにてコーヒーミル工場の起工式を実施
2025年6月30日
ミナスジェライス州の生産者とのアクセスを強化する最先端ミル
コーヒー業界大手ボルカフェは、ブラジル有数のコーヒー産地であるミナスジェライス州において、最先端の精製施設の起工式を正式に行いました。
「トレス・コラソンエス・ミル(Três Corações Mill)」では、最先端技術を導入し、品質、トレーサビリティ、業務効率の向上を図ります。これにより、ボルカフェは世界中のロースター顧客に対して、より一貫性があり、信頼性の高いブラジル産コーヒーを安定的に供給できるようになります。
ボルカフェ・グループの取締役であるトリシュル・マンダナ氏は次のように述べています。
「トレス・コラソンエス・ミルは、コーヒー産業における卓越性と持続可能性への私たちの揺るぎないコミットメントを象徴するものです。」
この施設が完成すれば、エネルギー効率に優れた最先端の設備を用いてコーヒーの精製が可能になります。現在このミルは「EDGE認証」の取得プロセス中であり、これは世界銀行グループの一部である国際金融公社(IFC)によって開発されたもので、気候変動への対応としてグリーンビルディングの導入を促進するものです。この認証取得は、ボルカフェの環境負荷の最小化への取り組みを裏付けるものです。
この戦略的投資はまた、コーヒー生産者とその地域社会の支援に対するボルカフェの姿勢を明確に示すものです。収穫後のサービスや高度な精製技術を生産地に近づけることで、より包括的なサービス提供を実現し、ブラジルにおけるコーヒー農業の持続可能性を長期的に強化することを目的としています。このプロジェクトは地域経済を後押しするものとして、100名以上の雇用創出が見込まれています。
ボルカフェ・ブラジルの社長であるダニロ・プッチ氏は次のようにコメントしています。
「このミルの完成により、ボルカフェはロースターのお客様に高品質なブラジル産コーヒーをより安定して供給できるようになるだけでなく、生産者へのサービス提供拡充、効率性向上、より持続可能で強靭なコーヒーサプライチェーンの構築にも貢献できます。」
トリシュル・マンダナ氏は改めてこう述べています。
「トレス・コラソンエス・ミルは、コーヒー産業における卓越性と持続可能性への私たちの揺るぎないコミットメントを体現するものです。」