ウガンダにおけるVSLAを通じた教育環境改善の取り組み

ウガンダのエルゴン山エリア、カプチョルワ地区。ここで活動する「村落貯蓄貸付組合(VSLA)」のメンバーたちは、経済的な自立支援にとどまらず、子供たち、特に少女たちが学校に通い続けるための具体的な課題解決に取り組んでいます。

VSLA(村落貯蓄貸付組合)の役割

VSLAは、地域住民が自ら運営するコミュニティ・グループです。メンバーが定期的に貯蓄を行い、その資金を家庭の必要経費や生計向上への投資、急な出費のための小口融資として活用します。 しかし、この活動は単なる金融支援に留まりません。VSLAは、健康、教育、ジェンダーの平等といった地域の優先課題について学び、協力し合うためのプラットフォームとなっています。

「再利用可能な生理用ナプキン」という解決策

このVSLAのメンバーたちは、多くの少女たちが学校を欠席する原因となっている「生理の貧困」という課題に対し、手作りの再利用可能な生理用ナプキンの製作・普及プロジェクトを立ち上げました。

  • 地域の共同作業: 現地で入手可能な材料を使い、女性だけでなく男性も協力して、耐久性があり安価な多層構造のナプキンを縫い合わせています。
  • 教育の継続: 衛生用品が手に入らないために、毎月数日間学校を休んだり、中退したりしてしまう少女たちにとって、この取り組みは学びを中断させないための重要な鍵となっています。
  • 意識の変化: この活動を通じて、月経に関するオープンな対話が生まれ、偏見(スティグマ)が軽減されています。男女が共に取り組むことで、教育と尊厳を重んじるコミュニティの姿勢が強化されました。

ボルカフェの支援と規模

ボルカフェは、現地のパートナー企業や団体と共に、ウガンダ全土でVSLAの設立と強化を支援しています。

  • ルウェンゾリ地域: 250以上のVSLAを支援し、約6,580人の農家にリーチ。
  • マサカ地域: 88のVSLAを通じ、約1,125の農家世帯を支援。
  • エルゴン山地域: 165のVSLAを通じ、4,200人以上の農家を支援。

現在、ウガンダ国内で計500以上のVSLAをサポートしており、地域コミュニティが自律的に教育や健康の障壁を取り除けるよう、レジリエンス(回復力・適応力)の向上に努めています。

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